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ファーマーズマーケットにお菓子を卸しはじめて半年が過ぎました。マーケットには年配の農家さんがたくさん納品に来られていて、お野菜は形はぼこぼこの規格外のものも多く、価格も比較的優しいものばかりです。マーケットにはコーディネーターが常時10名は働いていて、商品の納品時にラベルをチェック、陳列した商品はその都度丁寧に並べ替えてくださいます。マンパワーでお店を回していて凄いです。マーケットを利用するお客さんは年配の方が多いのも特徴です。もちろん若い子連れの方もいらっしゃるんですが、平日は仕事を持っている中年層は少ない印象です。

前置きが長くなったんですが、週末にお弁当をはじめました。

お弁当をはじめた理由は、マーケットに来る高齢の方たちに食事を提供したいと思ったからです。

この1年くらい母の体調が悪く入院生活のサポートのために東京と山口を行ったり来たりしています。母が在宅で暮らせる日を希望し、その日のために栄養士会のムース食講座に参加したり資料を集めたり介護食の勉強をしていました。ですが、お医者様からは、母は病院で暮らすことを提案され、在宅はかないませんでした。すごく残念だったんですが、病院には管理栄養士がいて、母のことはプロに任せられて安心だと考えるようにしました。
そして父はというと、母が入院し食事の準備は自分でしていたのですが、調理をした後の火の管理が不安の様子だったので自宅に食事を届けてくれる配食サービスをはじめました。お野菜たっぷり塩分も少なめのメニューが毎日届くので高血圧も安定してきました。

そんな1年を過ごして思ったことは、母にはできなかったけど、母と同じ年齢くらいの方々に配慮したお弁当を作ってみようと考えるようになりました。

マーケットの形はぼこぼこのお野菜を使った体に優しいお弁当を配食サービスの気持ちで作っています。もちろん高齢の方だけではなくたくさんの方に食べてもらえたらハッピーだわー。